DEPTH//CHARTコラム
西武 支配下投手32人は12球団最少、17歳と43歳が同じ表に(2026)

西武 支配下投手32人は12球団最少、17歳と43歳が同じ表に(2026)

DRAFT2026.09.30西武

身長196センチ、体重80キロ。ドミニカ共和国の高校から、17歳の遊撃手が西武に加わりました。8月16日に育成選手契約が発表されたフランシスコ・アポンテです。2009年5月生まれ。同じ表の最上段には、中村剛也と栗山巧(ともに43)がいます。26年ぶんの開きが、一枚の年齢×ポジション表に収まっている球団です。

投手32人という選択

西武の表で最初に説明が要るのは、投手の枚数です。支配下32人は12球団で最も少なく、平均26.0歳という若さも際立った数字になっています。上にいるのは森脇(34)、ウィンゲンター、黒木、E.ラミレス(いずれも32)、與座、ワイナンス、中村祐(いずれも31)あたりで、30歳以上は10人。

下は逆に密集しています。23歳に岩城、堀越、羽田、豆田、菅井、佐藤爽の6人。21歳から22歳に杉山、山田、黒田、20歳にも成田、狩生、篠原、冨士。少ない枠を若い腕で埋めるという、はっきりした選択です。左腕は10人。

外野16人との落差

同じ球団の野手側は、まったく逆の作りになっています。外野は支配下16人で12球団最多。栗山(43)と桑原(33)の下に、岸(30)、林安(29)、若林(28)、茶野と西川(ともに27)、蛭間とカナリオ(ともに26)が続き、渡部、林冠、仲三河、長谷川、川田(いずれも24)、秋山(23)、古川(22)と若い欄まで途切れません。

投手32人に対して外野16人。守備位置ひとつに支配下の4分の1近くを割いている計算です。内野15人、捕手7人と合わせると、野手に厚く、投手を絞るという配分がはっきりします。

35歳から38歳が空白

もうひとつ、この球団固有の空白があります。35歳から38歳の学年に、支配下がひとりもいません。43歳の2人と、34歳の外崎・33歳の源田の間が、まるごと抜けている。経験の受け渡しが、レジェンドと30代前半の間で直接行われる形になります。24歳以下が27人と12球団最多なのも、この断層の裏返しです。

10月22日のドラフトで西武が何を採るかは、32という数字がどこまで意味を持つかで変わります。少数の投手で回す設計を続けるなら、指名は野手に寄せてもおかしくない。逆に32が「絞ったのではなく足りていない」のなら、上位から腕を並べることになります。支配下のドラフト1位在籍は9人と少なめで、育成33人との出し入れで枠を回してきた球団でもあります。

アポンテは入団に際して、球団を通じてこう話しました。「遠く離れた異国の地ですが、大好きな野球ができることが楽しみで仕方ありません」。17歳が最下段に加わった表に、10月22日、また新しい名前が足されます。

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