DEPTH//CHART
西武 森脇亮介が支配下復帰、平均26.1歳の救援陣に経験の1枠(2026)

西武 森脇亮介が支配下復帰、平均26.1歳の救援陣に経験の1枠(2026)

ROSTER2026.07.04西武

「脈も取れない」。そう振り返るほどの病気でした。2023年7月12日のソフトバンク戦を最後にマウンドから遠ざかっていた森脇亮介投手が6月30日、埼玉西武ライオンズと支配下選手契約を結びました。診断名は右上腕動脈閉塞症。手術とリハビリを経て、背番号はかつて背負った28に戻ります。

防御率0.79がこじ開けた扉

森脇は2018年ドラフト6位、社会人のセガサミーから入団した右腕です。病気による長期離脱から2024年7月に実戦復帰し、育成契約で再起を目指してきました。今季はファームで23試合・3勝2敗8セーブ・防御率0.79。8セーブという数字が示すとおり、任されていたのは試合を締める役割です。現在33歳、7月13日には34歳になりますが、ブランクを感じさせないこの安定感が球団を動かしました。

若い救援陣に「上の年齢の腕」を

この契約は年齢×ポジション表で見ると、意味がもう一段はっきりします。西武の支配下投手は33人で平均26.1歳。12球団でも指折りの若さです。30代の投手もウィンゲンター、甲斐野央、與座海人ら森脇を含めて9人いますが、35歳から38歳の学年は支配下ゼロで、分布は明らかに下に寄っています。若い先発陣が回すシーズンの、いちばん上の世代が空白。そんな構成のチームで最後の1つになっていた支配下枠(上限70人)を、球団は外部からの補強ではなく、自前で復帰を目指してきた救援右腕に使いました。

西武の育成選手は32人と12球団で3番目に多く、森脇のように支配下との間を行き来しながら再起を目指せる場が整っていることも、今回の復帰を支えました。

チームは7月3日時点で44勝32敗の2位。首位ソフトバンクとは2.5ゲーム差で、優勝争いのただなかにいます。競った試合の八回、九回。一軍を知る背番号28がそこに戻ってくれば、若い救援陣から見える景色は少し変わるはずです。3年ぶりの一軍マウンドを、多くのファンが待っています。

< back to L depth_chart