DEPTH//CHARTコラム
楽天 満枠70人で迎えるドラフト、捕手と20歳の空白(2026)

楽天 満枠70人で迎えるドラフト、捕手と20歳の空白(2026)

DRAFT2026.10.01楽天

8月25日、楽天がヨナウィル・フロリモン・ロドリゲス投手と育成選手契約を結びました。ドミニカ共和国出身の23歳右腕で、この年の6月に四国アイランドリーグplusの香川オリーブガイナーズへ入団したばかり。背番号は130です。

新戦力を迎える入口が育成になったのには理由があります。楽天の支配下は7月のマルテ獲得で上限の70人に達していて、支配下契約を結ぶ余地が無かったからです。満枠は選手層の厚さの証明であると同時に、ここからの補強は誰かを外すことでしか作れないという制約でもあります。育成11人という数も阪神・ヤクルトに次ぐ少なさで、外の控え室も広くはありません。

年齢×ポジション表で70人の並びを見ると、二つの山があります。23歳に藤原、伊藤樹、泰、繁永、小森、金子ら8人。30歳前後にも8人。24歳以下が22人、33歳以上が12人と、若手と経験の両端に人を置いて、その間をつなぐ形です。最上段には岸孝之(42)、前田健太(38)、鈴木大地(37)、伊藤光(37)が並びます。

空白は20歳と33歳です。33歳は主力とベテランをつなぐ位置の学年で、ここが抜けているぶん、30歳前後の世代がそのまま経験の受け皿を担うことになります。20歳のほうは高卒2年目にあたる欄で、こちらは下から埋まっていく性質のものです。

欄ごとに見ると、いちばん高齢なのが捕手です。7人の平均28.9歳で、伊藤光(37)、田中貴(34)、太田(30)、堀内(29)、石原(27)、YG安田(26)と経験側に人が集まり、下は大栄(19)ただ一人。19歳と26歳の間が空いています。巨人や中日ほど極端ではないものの、次の世代の準備は途上です。

対照的に内野は17人と12球団でも多い部類で、平均26.9歳。鈴木大地、浅村栄斗(36)、ボイト(35)の下に小深田(31)、村林(29)、平良(28)が中盤を占め、黒川(25)、24歳の学年の宗山と入江、23歳の学年の繁永・小森・金子、さらに21歳の陽、青野、ワォーターズまで続きます。外野10人は平均26.8歳と若いものの枚数が少なく、田中和(32)、辰己と小郷(ともに30)の下は25歳の中島・武藤まで学年が飛びます。

支配下のドラフト1位在籍は11人。上位指名と外国人6人、そして育成からの引き上げという三つの入口を、すべて使い切ったのが今年の70人です。10月22日に指名した選手たちが入る席は、いまは一つもありません。秋にいくつ空くのか、その数のぶんだけしか、この表は書き換わらない。70という数字が、楽天のドラフトでは最初に見るべき場所になります。

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