DEPTH//CHARTコラム
ソフトバンク 総勢118人でドラフト1位は7人、外野の下が薄い(2026)

ソフトバンク 総勢118人でドラフト1位は7人、外野の下が薄い(2026)

DRAFT2026.09.29ソフトバンク

7人。ソフトバンクの支配下に在籍するドラフト1位の人数です。12球団で最も少ない。支配下70人と育成48人、総勢118人という12球団最大の所帯を抱えながら、上位指名の看板は最も少ない球団、という組み合わせになります。

数と競争で作る層

育成48人の中身を見ると、その哲学がはっきりします。22歳以下が28人。投手だけで23人を抱え、内野12人、外野9人、捕手4人と、支配下の薄い欄にもきちんと人を置いています。三軍まで持つ球団だからできる規模で、ここから支配下へ上げる回路が常に動いている。

今季も7月27日に張峻瑋、ロドリゲス、小林樹斗の3投手をまとめて支配下に登録し、7月30日にはラトリッジの獲得で支配下が70人に達しました。2025年の育成ドラフト8位で入団した北斗(22)のように、育成から短期間で支配下に届く例も出ています。

支配下投手39人の平均26.1歳は、この規模の投手陣としては若い数字です。東浜(36)、上沢(32)、モイネロ(31)が上に残り、21歳から23歳の学年には支配下投手が10人。鈴木豪、相良、木村大、岩崎、小林(いずれも23)から、張、藤原、前田悠(いずれも21)、村上(19)まで並びます。上位指名で一本釣りするのではなく、数で競わせて残った選手が上がる。ドラフト1位が7人という数字は、その結果です。

外野9人という例外

ただし年齢×ポジション表を横に見ると、ひとつだけ形の違う欄があります。外野です。支配下9人で平均29.2歳。柳田悠岐(38)、近藤健介(33)、周東(30)、柳町(29)、緒方(28)が上に並び、正木、川村、山本恵(いずれも27)が続いて、最も若いのが2020年ドラフト2位の笹川(24)。23歳以下の支配下外野手はいません

内野15人も平均27.9歳と高めですが、こちらは庄子と秋広(ともに24)、イヒネ(22)、宇野と石見(ともに20)が下に控えていて、若い在庫があります。外野だけが、上に厚く下が無い。育成の外野9人から押し上げるのか、10月22日のドラフトで外から足すのか。この球団の場合、前者を選ぶ確率のほうが歴史的には高いはずです。

もっとも、育成から支配下へ上げるには枠が要ります。いまの支配下は70人で満枠。秋に枠が空いたとき、投手39人の一角を削って外野に回すのか、それとも投手の在庫をさらに厚くするのか。その判断はドラフトの指名順位より先に、編成の性格を映します。

7人という数字に話を戻すと、これは「上位指名に頼らずに勝てる」ことの証明でもあります。ドラフト1位を7人しか抱えない球団が、118人の中から毎年のように一軍の戦力を作ってきた。今年の指名がその7を8にするのか、それとも育成の欄がまた分厚くなるのか。10月22日は、そこを見る日になります。

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