DEPTH//CHARTコラム
ソフトバンク ラトリッジ獲得、全米ドラ1の203cm右腕が満枠を埋める(2026)

ソフトバンク ラトリッジ獲得、全米ドラ1の203cm右腕が満枠を埋める(2026)

ROSTER2026.07.30ソフトバンク

身長203センチ。マウンドに立てば、投げ下ろす角度がそのまま脅威になる長身右腕を、ソフトバンクが夏場の補強で呼び込みました。7月30日、新外国人としてジャクソン・ラトリッジ投手の獲得を発表しています。背番号は「14」。この契約で、支配下は上限の70人に達しました。

全米ドラフト1巡目の右腕

ラトリッジ投手の経歴は、指名の重みから始まります。2019年のMLBドラフトで、ナショナルズから1巡目・全体17位で指名された正真正銘のトップ候補でした。先発の柱として期待され、2023年にメジャーデビュー。ただ制球に苦しみ、2025年は先発から中継ぎへ回って63試合に登板、今季はシーズン途中にフィリーズへ移って3Aで投げていました。メジャー通算は71試合で5勝3敗、防御率6.29。数字だけを見れば発展途上です。それでも長身から繰り出す最速160キロ超の速球に、スライダーやカーブを交える球の質は本物で、制球も改善してきたと伝えられます。27歳、まだ完成前の速球派を、伸びしろごと買った獲得です。

「先発」に足りない一枚

この獲得を年齢×ポジション表から見ると、ソフトバンクの狙いがはっきりします。支配下の投手は39人で12球団最多。頭数だけなら足りているように見えて、球団が期限ぎりぎりに足したのは、その投手陣でした。育成48人と総勢118人はいずれも12球団最大で、層の厚さは他を圧します。それでもなお外から先発型を一枚補ったのは、数の多さと勝てる先発の枚数が別物だという判断でしょう。三軍から積み上げる自前の育成と、即戦力を狙う外国人補強。性格の違う二つの蛇口を同時に開けたところに、リーグ連覇を狙う球団の本気がにじみます。

数で育てる三軍王国が、即戦力の大型右腕を上限枠に滑り込ませた夏。160キロの速球は、先発の谷間で回るのか、それとも終盤のブルペンに収まるのか。日本での最初の一登板が、その使い道を占う材料になります。

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