セ・リーグ連覇を狙う阪神が、シーズン途中の救援補強に動いていそうです。前メッツ傘下3Aの左腕アンダーソン・セベリーノ(31)の獲得調査を進めていることが、2026年6月上旬に複数社で報じられています。背景にあるのは、去年の阪神の優勝に大きく貢献していた絶対的な救援陣のほころびです。昨季に50試合連続無失点のNPB新記録を打ち立てた石井大智が、今季開幕前の2月に左アキレス腱を断裂して長期離脱。左腕の桐敷拓馬・及川雅貴も本調子とは言えず、新助っ人勢も軒並み苦戦するなか、剛球左腕に白羽の矢が立った格好です。
今季の阪神は外国人投手の補強が当たっていません。新加入の右腕モレッタ(30)は17試合・防御率7.07(2勝2敗)と精彩を欠き、八回の押し出し死球で決勝点を与えるなど苦しみ、5月には登録抹消も経験しています。同じく新加入の左腕ルーカスも3試合0勝2敗・防御率5.52にとどまり、その後は2軍調整が続きます。また野手のディベイニーも6月16日時点で5試合・打率.143と、ほとんど戦力になっていません。
一方で計算できているのが、去年6年ぶりに阪神に復帰したドリス(39)です。今季はここまで25試合・防御率1.16・10セーブと安定し、岩崎優(防御率1.02・5セーブ)とともに、終盤を締める数少ない柱になっています。
セベリーノはドミニカ共和国出身の31歳(178cm・86kg、左投左打)。2013年にヤンキースと契約し、2022年にホワイトソックスでメジャーデビューしました。MLB通算は6登板・防御率6.14(7回1/3)にとどまります。今季はメッツ傘下3Aで18登板・2勝0敗5セーブ・20奪三振・防御率1.31と好結果を残しましたが、現地5月30日に40人枠を外れて自由契約となりました。
武器は最速98.7マイル(約159キロ)の直球とスライダーです。米メディアからは制球難を指摘される一方で巨人の左腕バルドナードのようにNPBでは球威で押し切れるという評価もあります。当たれば勝ちパターンの一角を担える力は十分にあると思われます。