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ヤクルト セデーニョ獲得の狙いとデプスの空白(2026)

ヤクルト セデーニョ獲得の狙いとデプスの空白(2026)

FOREIGN2026.06.20ヤクルト

東京ヤクルトスワローズが、新外国人のレアンドロ・セデーニョ内野手を支配下登録しました。球団は5月28日に獲得を発表し、6月17日付で支配下選手として公示。背番号は「98」で、オリックス・西武でのプレー経験を持つ右の長距離砲です。

首位でも動いた理由——オスナ不振と得点力不足

ヤクルトはセ・リーグ首位を走りますが、打線の得点力には不安を抱えています。その要因の一つが一塁の主砲オスナです。今季は4月下旬に成績不振でいったん出場登録を抹消され、ファーム調整を挟むなど、本来の長打力が影をひそめています。

そこで球団が動いたのが、パワーと若さを備えたセデーニョの獲得でした。本職が一塁の右の長距離砲だけに、起用は基本的にオスナとの一塁争いになります。首位のうちに得点力の穴へ保険をかけ、優勝を確実にするための即戦力補強と位置づけられるでしょう。

NPB通算31本塁打、セデーニョとはどんな打者か

セデーニョは1998年8月22日生まれ、194cm・118kgの巨体を誇るベネズエラ出身の右投右打です。NPBには2023年にオリックスで加入し、いきなり57試合で打率.244・9本塁打・34打点をマーク。2024年は98試合で打率.260・15本塁打・37打点、出塁率.320と長打力を示しました。NPB通算は229試合で打率.246・31本塁打・97打点、OPS.709。3年間で31本という数字どおり、率より一発が持ち味のタイプで、本職は一塁、外野もこなします。

西武での苦戦と、マイナーでの復調

2025年は西武に移籍して74試合・打率.228・7本塁打、出塁率.280、OPS.637とオリックスの時と比べて数字を落としています。一度不振に陥ると長くはまり、調子が戻るまでに時間のかかる選手です。

一方、2026年はパドレス傘下2A(サンアントニオ)で26試合・打率.315・4本塁打と状態を上げています。状態が戻っていれば長打の計算が立つ打者であることは間違いありません。池山監督が率いる打線にとって、当たれば大きい一枚となるでしょう。

デプスチャートで見るヤクルト内野

ヤクルトの内野は、27〜30歳のマスがほぼ空白になっています。31歳の宮本丈、32歳の山野辺、33歳の茂木、34歳の山田哲人・オスナとベテラン層は揃う一方、その下は25歳の長岡秀樹、武岡、石井ら若手まで一気に飛びます。本来チームの中核を担うべき中堅世代が、内野では丸ごと抜け落ちています。

しかも2025年オフには三塁の主砲・村上宗隆がポスティングでホワイトソックスへ移籍し、NPB通算246本塁打の主軸が抜けました。中堅層の穴はいっそう目立つ構図になっています。

今季28歳を迎えるセデーニョの加入で、この「内野・右打」の空白に一人が加わります。打線の即効薬としては期待できる補強ですが、デプスの歪みそのものは、ドラフトなどで今後補っていく必要がありそうです。

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