広島東洋カープは6月下旬時点で25勝38敗の5位。ただ年齢×ポジション表を開くと、この数字は若手に経験を積ませている過程のものだと見えてきます。23歳と28歳という二つの世代が、いまのカープの軸です。
チームの背骨は28歳世代です。捕手の坂倉将吾は63試合で打率**.268・8本塁打・39打点**と、打線の中心を担い続けています。同学年には矢野・森浦らが並び、ここがすでに「戦力になっている層」といえます。
もう一つの塊が23歳。前川・田村ら野手に、齊藤・工藤ら投手が連なります。内野は平均25.6歳と球界屈指の若さで、小園海斗(65試合・.242)を軸に、2024年ドラフト1位の佐々木泰(48試合)ら次世代が一軍で実戦を重ねています。打率はこれから伸ばす段階ですが、若くしてこれだけ起用される環境は、数年後に向けた投資といえます。
伸びしろの裏返しが、中堅の層です。33歳・36歳の学年には支配下選手がいません。會澤(38)に続く経験豊富な捕手も、坂倉(28)まで開きます。二つの世代の塊を、いかに一本の太い柱へつないでいくか。若いカープの将来は、そこにかかっています。